落ち着けば“絶好の買い場”…!?

2円強・4円弱・5円弱の急落-ドル円・クロス円
※ご注意:予想期間は4月17日と表示されていますが、本日(16日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
※ご案内:今の抵抗・支持ラインを毎日17時から動画で解説!疑問点は、チャットでその場で回答 マーケット・チェック15分Webセミナー詳細は、下部の関連記事から。

 想定した以上に、積み上がった円売りポジションへの調整が加速した週明けとなりました。

 昨日発表された米・中の経済指標が事前予想を大きく下回ったことで、景気失速懸念がにわかに台頭したからです。このため需要減少への思惑が台頭し、原油・金(Gold)が大暴落を見せました。つれて株式も急落する格好となり、それらの損失分を埋め合わせるかのように、積み上がっていた円売りポジションには買い戻し圧力が加速していきました。ボストンマラソンを狙ったとされる爆発事件も、リスク選好を後退させる形で機能したと見られるところです。

 こうして先週末に続いて円は全面高の展開となり、98円前半でスタートしたドル円は一時95円後半へと“2円強”の下落を見せました。ドル円よりも値幅が増幅されやすいユーロ円は“4円弱”の下落を伴いながら125円ラインを割り込み、さらに円キャリートレードの仕向け先として注目されてきた豪ドル円に至っては“5円弱”の下落を伴いながら99円前半への急落を見せています。

原油・金の下落は大きな円買い戻し要因
このため急落を見せた後に迎える本日ですが、引き続き、荒い値動きが想定されるところです。

 米・中の景気失速懸念を背景にした原油・金(Gold)の大暴落は、利益が十分に乗っている円売りポジションを解消(調整)して「損失を相殺する」と考えるのが自然といえます。このため国際商品市場の下落が止まらなければ、円買い戻しも継続する可能性が否定できないところです。ワシントンG20(財務相・中央銀行総裁会議)を控えるポジション調整が出やすい時期でもありましたので、まさに“時流に乗った円買い戻し”だったといえるかもしれません(あまりにも急過ぎる動きですが…)。

しかし、落ち着けば“絶好の買い場”…!?
 もっとも突っ込んだ(一番安い)ところは、流動性が乏しいオセアニアタイムに示現したものです。このためその後はドル円が97円台を回復し、値幅が増幅されやすいユーロ円・豪ドル円もそれぞれ126円後半・100円半ばへと切り返しています。これはワシントンG20を控えて上値は押さえられやすい状況ではありますが、日銀の金融緩和を背景にした円売りニーズが旺盛であることを物語る値動きでもあります。

 テロ等も絡んでいることから“これで底を打った?”というのは時期尚早といえますが、それでも少し落ち着けば“絶好の買い場”を提供した格好にもなる可能性が否定できません。まだ上を下への乱高下でしょうが、頭の片隅には入れておきたい認識(シナリオ)です。

ドル円 抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:98.711(4/15高値)
上値4:98.152(ピボット1stレジスタンス)
上値3:97.803(4/15の61.8%戻し)
上値2:97.523(4/15の50%戻し)
上値1:97.242(4/15の38.2%戻し)
前営業日終値:96.684
下値1:96.334(4/15安値、日足・一目均衡表転換線)
下値2:96.004(20日移動平均線、大台)
下値3:95.775(ピボット1stサポート)
下値4:95.000(大台)
下値5:94.750(50日移動平均線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

14:43 抵抗・支持ラインを追加