東京株式(大引け)=54円安、米株安に地政学リスクも意識

 16日の東京株式市場は前日の米国株急落や為替の円高傾向などを背景に大幅安で始まった後、押し目買いに下げ渋ったものの戻し切れず、3日続落となった。大引けの日経平均株価は前日比54円安の1万3221円。東証1部の売買高概算は43億5967万株、売買代金は3兆4403億円と商いは高水準が続いている。値上がり銘柄数は375、値下がり銘柄数は1261、変わらずは74だった。日経平均株価は後場戻り歩調となったが全体の74%弱の銘柄が値を下げている。
 きょうの東京市場は引き続きリスクオフの流れの中で売り物に押される展開となった。前日の米国株市場が急落しているほか、為替市場で1ドル=97円を割り込む円高局面にあったことが売り圧力を強める背景となった。前日発表の中国の1~3月のGDPが前四半期から伸び率が鈍化するなど中国景気に不透明感が再燃していることも足を引っ張った。米ボストンマラソンでの爆発事件はテロの可能性もあることや、依然として挑発姿勢を崩さない北朝鮮の動向などから地政学リスクも意識されている。ただ、後場は為替市場で円高傾向が弱まったことで買い戻しを誘い、全体指数も下げ渋る展開となった。
 個別では、ソフトバンクが急落したほか、三菱UFJなどの銀行株が軟調。ソニー、シャープも値を下げた。菱地所、住友不などの大手不動産株も冴えない。ベスト電、ダイワボウHDなども値を下げている。半面、アイフルが急騰した。富士重、信越化なども買われ、KLabが急伸、Dハーツは連日のストップ高となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)