やっぱり絶好の買い場だった!!次は…?

QE(米量的緩和)長期化への思惑-円売り戻し
※ご注意:予想期間は4月18日と表示されていますが、本日(17日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 一転して昨日は、円が売り戻される展開となりました。

 95円後半を示現したドル円でしたが、流動性の乏しいオセアニアタイムでのものであったこともあり、東京タイム序盤には早くも値を戻し始めています。そして前日の円全面高の主要因(?)である金(Gold)暴落が欧州タイム序盤には和らいだこともあり、ジリジリとではあるものの、その後は98円ラインを目指して円は売り直されていきました。

 昨日発表された米経済指標も、直近の米景況に対する悲観論を後退させて円売りを後押しした感があります。住宅着工件数は2008年6月来の高水準(103.6万件・年率換算)へと急増し、鉱工業生産も事前予想を上回り(+0.4%)ました。一方で消費者物価指数は4ヶ月ぶりの低下(-0.2%)を示しており、QE(米量的緩和)長期化への思惑が優勢となったからです。こうして上値をさらに拡大したドル円は、前日の急落分をほぼ埋める98.156円・Bidまで反発しました。

 もちろんこうした動きはその他クロス円にも波及しており、125円を割り込んでいたユーロ円は129円台へと、そして98円後半を示現していた豪ドル円は101円後半へと、それぞれ急反発を見せています。

“次なる方向性を探る展開”~“少し落ち着く”!?
こうした中で本日の注目は、“次なる方向性を探る展開”から“少し落ち着く”と考えるのが自然となります。
 
 積み上がった円売りポジションへの調整が加速した一昨日の円急騰劇は、昨日の動きで一応打ち消されています。一方でワシントンG20(財務相・中央銀行総裁会議)を控えたスケジュール感は、上値を押さえる形で機能しやすいと考えられるところです。マーケットの関心が徐々にG20へとシフトしていくこ
とを鑑みると、やや上値が重いとの見方が台頭してきます。

 しかしながら「日本の通貨政策を注意深く“監視”する」という米為替政策報告書をキッカケにして懸念された「G20における円安牽制」への思惑は、「日本の景気浮揚策を前向きに評価」との意向をIMF(国際通貨基金)・世界銀行そしてカナダ等が相次いで示しており、かなり後退した感は否めません。
金(Gold)暴落が和らいだことも、キャリートレード絡みの円売りポジション再構築へとつながってもおかしくないところです。

 ただし米景況の先行きへの思惑に関しては、現時点においても“強弱入り乱れて”おり、“方向感がつかみづらい”状況といえます。そして本日はNYタイム中盤に、米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉が予定されています。このためこの結果を見るまでは「積極的に動きづらい」と考えるのが、こちらも自然となります。

ユーロ円・豪ドル円の方が魅力的…?
 大きな“往って来い”が続いていますので、さらなる変動も期待されるところですが、かなりの売り/買いオーダーが交錯しているドル円に関しては“方向感が定まりづらく、動きづらい”と考えておきたいところです。マーケットテーマの中心に位置しているユーロ円か、反発が遅れている感のある豪ドル円の方が、本日に関してはボラティリティを考えると魅力的といえるかもしれませんね。

ドル円 抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:99.947(4/11高値、大台)
上値4:99.535(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:99.000(大台)
上値2:98.533(ピボット1stレジスタンス)
上値1:98.156(4/16高値)
前営業日終値:97.532
下値1:96.255(日足・一目均衡表基準線)
下値2:96.153(20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:95.776(4/16安値)
下値4:95.383(4/2~4/11の61.8%押し)
下値5:94.887(50日移動平均線)
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15:27 抵抗・支持ラインを追加