第一パンが急動意、TPP関連でテーマ買いも

 第一屋製パン<2215.T>が急伸、3月22日につけた年初来高値140円を前場に払拭し、上値追い基調を強めている。株式市場全般は底上げが進む中、リターンリバーサル(出遅れ株物色)の流れが形成されており、「個人投資家資金を中心に値動きの軽い低位株をターゲットとする動きが強まっている」(中堅証券)という。低位でオールドファンの多い同社株もその範疇に含まれる。同社は看板商品に「ポケモンパン」を持つ製パン業界の老舗で、13年12月期は営業、経常、最終損益ともに黒字転換を会社側では計画している。仮に営業損益が黒字化すると13期ぶりの赤字からの脱却となる。また、TPP(環太平洋経済連携協定)では交渉参加に向けた日米の事前協議が既に決着しており、早ければ7月の交渉会合から日本は参加することになりそうだ。同社は関税の引き下げに伴い、原材安の恩恵を受けることが予想され、収益環境は順風が見込まれることも買いの手掛かり材料となる。

第一パンの株価は12時55分現在138円(△9円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)