独連銀総裁利下げに言及しユーロ売り強まる

ドイツ格下げの噂もユーロ売りを後押し
昨日の海外時間には、独連銀総裁がユーロの利下げに言及したことなどからユーロ売りが強まりました。またリスク回避の動きで円買いが強まる場面もありましたが、米長期金利が反発したことなどから円も売り戻されました。

欧州時間序盤、欧州株が下落したことからユーロ売りが強まったものの、発表された英・3月雇用統計が予想よりも良かったことから今度はドルが売られ、ユーロドルは1.3200付近まで上昇しました。しかしその後も欧州株の下落が続いたことや、「市場の一部で、ドイツの格付けの引き下げが近いとの見方が出ている」と報じられたこと、ビニスマギ元ECB専務理事が「ECBはユーロ押し下げへ行動を起こすだろう」としたなどから再びユーロ売りが優勢となってユーロドルは1.3110台まで、ユーロ円は128.10円付近まで、ドル円も97.60円台まで下落しました。

NY時間にはいって、ブラード米セントルイス連銀総裁が「年末までに失業率が7%台前半に低下する見込み。さらに失業率を低下させることは逆効果」「FRBはこれ以上雇用の責務に重きを置くべきではなく、物価安定に引き続き注力すべきだ」と述べたことから欧州株、NYダウが売られ、リスク回避の動きが強まりました。さらにバイトマン独連銀総裁が「ECBは利下げを正当化できる情報が新たに出た場合は政策金利を調整する」と述べたことからユーロ売りが一段と強まって、ユーロドルは1.3000付近まで、ユーロ円は126.30円台まで、ドル円も97.20円付近まで下落幅を拡大しました。

NY時間午後になって、NYダウが下げ幅を縮小する動きとなったことから、リスク回避の巻き戻しで、ユーロドルは1.3040台まで反発し、米長期金利が反発したことから円売りが強まって、ユーロ円は128.10円付近までドル円は98.20円台まで上昇しました。

東京時間にはいって、発表された日・3月通関ベース貿易収支が予想を大きく下回ったことや、寄り付き直後に日経平均が下落したことなどから円買いが強まる場面もありました。

今日の海外時間には英・3月小売売上高指数、米・新規失業保険申請件数、米・4月フィラデルフィア連銀景況指数、米・3月景気先行指数の発表と、コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁、ラッカー・米リッチモンド連銀総裁、ラスキン・米FRB理事、アスムッセン・ECB専務理事、レーン・欧州委員、ダイセルプルーム・ユーログループ議長の講演が予定されています。