<マーケットアイ> ガンホーに人気集中、SNSゲーム関連相次ぎ蜂起(2)

 ガンホーは新値街道をひた走る展開で、昨年8月の初動時から株式分割を含む実質値で実に30倍の大化けを遂げている。ただ、3月末を基準日に1対10の株式分割を実施したことで、実施前に駆け込みでこの権利を取りにいく動きが出た半面、実施後はその反動で利益確定売りに調整局面に移行する時期もあった。

 しかし、群を抜く成長性に裏打ちされた銘柄の懐は深い。ここにきて、その利益確定売りを吸収、切り返しに転じたことで投機性の強い個人投資家の追随買いを誘っている。この日、松井証券では「店内では東証1部を含めてガンホーが売買代金のトップ、前場段階で90億円を超えており、この銘柄に注目する個人投資家がいかに多いかを物語っている」(松井証券シニアストラテジストの窪田朋一郎氏)という状況だ。

 また、同社株にはここにきて株式需給面の思惑から大きな追い風が生じている。それは、グローバル運用のベンチマークとして注目されるMSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)が5月末に実施する銘柄の入れ替えで、同社株を新たに組み入れるとSMBC日興証券が予想していることだ。既に時価総額で6500億円を超える銘柄だけに、東証1部の銘柄を押さえて組み入れの対象に挙がることに全く違和感はない。仮に採用されれば新たにファンドなど機関投資家の買い需要が発現し、一段の上値追いが期待できることになる。

 きのうのガンホーの売買代金は過去最高を記録した。この物色人気に触発される格好で、他のソーシャル・ゲーム関連株に軒並み物色資金が回った。

 ディー・エヌ・エー<2432.T>、グリー<3632.T>のシンボルストック2銘柄が人気化したのをはじめとして、コロプラ<3668.T>、KLab<3656.T>、enish<3667.T>が値幅制限いっぱいに買われた。

 また、ドリコム<3793.T>、エイチーム<3662.T>、ボルテージ<3639.T>、メディア工房<3815.T>なども強烈に上値を追う展開となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)