注目は円安牽制の有無も、盲点は欧利下げへの思惑…??

ワシントンG20待ち-狭いレンジ内での推移
※ご注意:予想期間は4月20日と表示されていますが、本日(19日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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ワシントンG20(財務相・中央銀行総裁会議)が開催中の昨日は、結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードに終始しました。このため主だった通貨は前日終値を挟んだ狭いレンジ内での動きに終始するなど、新たな方向感は見出せませんでした。

 97円後半でスタートした昨日のドル円は、やや値を上げたものの98円前半で昨日の取引を終えています。G20において「日本が名指しで批判される可能性は低い」との見方が優勢であることから下値は堅い様相を見せていますが、昨日発表された米経済指標はわずかながらも事前予想を下回ったことなどが、上値を押さえ続けています。

キプロス支援・欧利下げの綱引き-ユーロドルは上下動
 一方でユーロドルは、1.31ドル手前まで一時上値を拡大する動きを見せました。前記した米経済指標の不調と共に、“キプロス支援を独下院が圧倒的多数で可決”したことが、ユーロのセンチメントを押し上げたからです。もっとも欧利下げに対する思惑は根強く、ユーロ先安観の盛り返しから結局は1.30ドル前半へと値を落として昨日の取引を終えています。

やはり「円安牽制」の有無がポイント
 こうした状況下で迎える本日ですが、引き続き“次なる方向性を探る展開”がマーケットを席巻すると見られるところです。依然としてマーケットテーマの中心はワシントンG20であることから、「円安牽制」の有無が注目される声明を待つムードが積極的なポジション形成を阻害すると見られるからです。

 もっともIMF(国際通貨基金)・世界銀行等が「日本の景気浮揚策を前向きに評価」との意向を示していることを鑑みると、やはり声明で「日本が名指しで批判される可能性は低い」と考えるのが自然です。このため様子見から小動きを強いられているマーケットですが、G20終了後は運用難解消に向けた国内
機関投資家等の外債投資が前倒し的に再開してもおかしくありません。このため大量のドル売りオーダーが展開するものの、その後ろに損失確定のストップロスオーダーが見え隠れしている15日高値(98.711円・Bid)付近に向けた仕掛け的な動きには注意が必要です。

欧利下げへの思惑が盲点…??
 もっとも“欧利下げへの思惑”がかなりの影響力を持ちはじめていることについても、注意を怠ることが出来ません。円安牽制があれば“大きな円買い戻し”、なければ“円売り再開”と考えるのが自然ですが、“欧利下げという思惑”という不確実性がここに重なることで、いきなり方向性が見えづらくなる
からです。

 G20ならびに欧州発の要人発言等を背景にした“上を下への乱高下”には、やはり警戒を怠らないようにしておきたいところです。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.947(4/11高値、大台)
上値4:99.470(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:98.994(ピボット2ndレジスタンス、大台、4/11~4/16の76.4%戻し)
上値2:98.711(4/15高値)
上値1:98.584(ピボット1stレジスタンス、4/18高値)
前営業日終値:98.174
下値1:97.862(日足・一目均衡表転換線)
下値2:97.471(4/16~4/18の38.2%押し)
下値3:97.208(4/17安値、ピボット2ndサポート、4/16~4/18の50%押し)
下値4:96.823(4/16~4/18の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:96.509(20日移動平均線)

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15:57 ドル円 抵抗・支持ライン追加