<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

 日銀による予想外の追加金融緩和により、日経平均株価は大幅高し、4月12日には1万3568円の高値をつけた。その後は一気に10%以上も上昇した過熱感から、1万3000円台でもみ合う展開となっている。

 目先の材料としては、主要企業の決算発表が挙げられるが、輸出企業の株価をある程度上げることはあると思われるものの、日経平均を大きく上昇させるほどのインパクトは無いだろう。それよりも、欧米の経済指標や新興国市場の株価の弱さが気にかかる。これらのリスクが意識され、今後は下値を試す展開となる可能性が高いのではないか。以上から今後1カ月の予想レンジは1万2200円から1万3800円を想定している。

 サプライズとなる材料は消費税増税の延期を予想している。7月にその是非を判断するといわれているため、5月中に出る可能性は低いが、スピード感を重視する安倍内閣が早めにアナウンスを出す可能性もあり、その際は1万5000円辺りまで上値が切り上がるだろう。物色候補は、輸出企業のほか、円高時に海外企業を買収した企業を挙げたい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)