麻生財務相「(G20で)反論はなかった」を受け円売り強まる

イタリア大統領選、第2回投票でも決まらず
昨日の海外時間には、発表された米経済指標が弱い結果となったことから株価が下落しリスク回避の動きでドル買い、円買いが強まる場面もありましたが、その後買戻しが優勢となるなどレンジ内での動きが続きました。

欧州時間序盤、欧州株が下落したことからユーロ売りが強まる場面もありましたが、欧州株が上昇に転じ、米長期金利も上昇してリスク選好の動きとなると、ドルと円が売られ、ユーロドルは1.3070台まで、ドル円は98.50円台まで、ユーロ円は128.70円台まで上昇しました。しかし各国株価が伸び悩む展開となったことからユーロドルは1.3030台まで、ドル円は98.20円台まで、ユーロ円は128.10円台まで反落しました。

NY時間にはいって、発表された米・新規失業保険申請件数が予想よりもやや弱い結果となったことから米長期金利が低下する動きとなって、ドル売りが強まってユーロドルは1.3070台まで、ユーロ円は128.50円台まで上昇しまし、ドル円は98.10円付近まで下落しました。その後発表された米・4月フィラデルフィア連銀景況指数、米・3月景気先行指数がいずれも弱い結果となったことから各国株価が一段安となって、ユーロドルは1.3020台まで、ドル円は97.90円台まで、ユーロ円は127.50円台まで下落しました。しかし各国株価が反発したこともあって、ユーロなども買戻しが優勢となって、ユーロドルは1.3080台まで、ユーロ円は128.60円台まで、ドル円も98.30円台まで上昇しました。

NY時間午後になって、スロベニア中銀総裁が「金利の引き下げがユーロ圏の経済成長を刺激するとは限らないだろう」と述べたことからユーロが一段高となって、ユーロドルは1.3090台まで上昇しました。しかし「イタリアの大統領選は第2回投票でも決まらなかった」と報じられたことや各国株価が下落したことなどから再びユーロ売りが優勢となってユーロドルは1.3040台まで、ユーロ円は127.70円台まで、ドル円は97.90円台まで下落しました。

東京時間にはいって、ワシントンでのG20初日終了後に麻生財務相が「日銀の緩和策に反論はなかった」などと述べたことから円売りが強まりました。

今日の海外時間には独・3月生産者物価指数、ユーロ圏・2月経常収支、加・3月消費者物価指数の発表と、コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁、スタイン・米FRB理事リッカネン・フィンランド中銀総裁の講演が予定されています。