海運株が業種別値上がりトップ、TPP参加で物流活性化の思惑

 商船三井<9104.T>、飯野海運<9119.T>など海運株が高い。ここ中国景気の先行き不透明感や、為替市場で急速な円高修正一服の動きを反映してもみ合う場面が多くなっているが、きょうは買いが断続的に入り、業種別値上がり率で海運がトップとなっている。安倍首相の成長戦略のシナリオのもと、日本のTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加が固まった。これに伴い、域内の物流需要が活発化するとの思惑が買いの根拠となっている。また、海運市況も底入れの兆しが見え始めた。鉄鉱石や石炭、穀物などを輸送するばら積み船の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が前日は横ばいだったものの、前々日まで6日続伸と戻り歩調が強まっている。為替市場でも足もとは円安に振れており、買いの条件がそろった形だ。

商船三井の株価は14時17分現在364円(△13円)
飯野海の株価は14時17分現在737円(△12円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)