東京株式(大引け)=96円高、円安進行で全般切り返す

 19日の東京株式市場は、為替の円安を好感する形で買いが優勢、値上がりと値下がりの銘柄数はほぼ拮抗していたものの主力を中心に高いものが目立った。
 大引けの日経平均株価は前日比96円高の1万3316円と反発。東証1部の売買高概算は35億8550万株、売買代金は2兆5504億円。商いは低調で売買代金は12立会日ぶりに3兆円大台を割り込んだ。値上がり銘柄数は878、値下がり銘柄数は708、変わらずは127だった。
 きょうの東京市場は朝方反発して始まった後は伸び悩み、寄り後は一時マイナス圏に沈んだが、押し目買いも厚く切り返した。前日の米国株市場では相次ぐ低調な経済指標を受けて続落歩調となったが、東京市場では引き続き外国人買いなどへの期待から下値に対して抵抗力を発揮した。G20では日本の金融緩和策を円安誘導とみなす牽制発言が出るかどうかが注目されたが、麻生財務相が「G20で異論はなかった」と述べたことが伝わり、これが1ドル=98円台後半への円売りを誘発し、全体株価浮揚の足場となっている。
 個別では、東電が大商いで高い。長谷工が急伸、ダイエー、ドワンゴ、カーリットなども値を飛ばしている。シャープ、NTTが高く、東京エレク、スクリーンなど半導体関連が買われている。ヤマタネも上値追い。一方、三井住友など銀行が軟調、グリーも冴えない。エイチームが安く、カーバイドも売られた。国際帝石、東京海上が弱含んだほか、オラクルも安い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)