<マーケットアイ> 半導体装置関連に出番 ディスコ、スクリーンに注目(1)

 先週末19日の東京株式市場で、東京エレクトロン<8035.T>が大幅反発した。同社は18日の大引け後、13年3月期の連結純利益が前の期比84%減の60億円だったと発表。従来予想の45億円を上回ったことが好感され買いが先行し、3月15日につけた年初来高値4525円を1カ月ぶりに更新した。一時、4565円まで買い進まれ、終値は前日比300円高の4535円。同社の業績上方修正は、半導体製造装置関連銘柄全般の見直しにつながるものとして市場関係者の関心を集めている。

 東エレクは上方修正の理由として、「原価や経費の改善が前回予想時に比較して進捗した」としている。13年3月期の連結業績については、従来予想の売上高4950億円を4972億円(前の期比21%減)へ、営業利益95億円を125億円(同79%減)へとそれぞれ増額した。3月以降、台湾などアジア地域の半導体メーカーからの設備投資需要が回復していることが上方修正につながっている。

 13年1~3月の半導体製造装置メーカー各社の受注傾向を判断すると、前工程装置受注では、台湾の半導体チップの製造を専門に行うファウンドリーメーカーの製造が活発に推移していることに加え、一部メモリー投資にも回復の兆しが見えはじめている。

 しかし、米国MPU(超小型演算処理装置)メーカーの設備投資は、目立った変化は現れていないようだ。一方、後工程装置受注については、2月半ば以降の旧正月休み明け以降、徐々に受注が好転しつつあるようだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)