<マーケットアイ> 半導体装置関連に出番 ディスコ、スクリーンに注目(2)

 なかでも注目を集めているのが、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)や、電気的にデータの消去と書き換えができるフラッシュメモリーの一種であるNAND型フラッシュメモリーの需給が大きく改善している点だ。スマートフォン(スマホ)、タブレットパソコン向け需要が底堅く推移する一方で、これまで供給側の設備投資が消極的だったことが背景にある。NAND型フラッシュメモリーでは、国内メーカーの生産能力増強に向けた動きが足元で浮上している。DRAMメーカーでもモバイル端末向けの需要増加に対応した、微細化投資の動きが顕在化してきた。

 さらに、半導体製造装置関連銘柄は、これまで業績が低迷しているイメージが強かっただけに、昨年11月半ば以降の全般底上げ相場の循環物色のなかでも、出遅れ感が際立つセクターとなっていた。従って、今後の上値余地の大きさに関心が集まりそうだ。

 個別銘柄としては、3月以降中国向け中心に受注が回復基調に転じてきたディスコ<6146.T>に注目したい。スマホや、タブレットパソコン製造向けに半導体チップ切断装置が回復をみせているという。今後は、民生向けパソコンや家電向けは需要増に期待がかかる。

 大日本スクリーン製造<7735.T>は、台湾ファウンドリーメーカーからの受注高が当初計画に比べで高水準で推移しているもようだ。台湾の世界最大の半導体専業ファウンドリーメーカーのTSMCが設備投資額の増額修正を発表していることも追い風だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)