日農薬が急騰、TPP関連として存在感高める

 日本農薬<4997.T>が急騰、09年8月以来、約3年8カ月ぶりに800円台を回復した。同社は前週16日に13年9月期の連結業績見通しの上方修正を発表。経常利益で従来予想の37億円から54億円に大幅増額し、前期比減益見通しから一転38.5%増の大幅増益見通しとなったことを受け株価はマドを開けてストップ高となったが、その後もマドを埋める気配をみせずに一段の上値指向だ。国内農薬販売が堅調に推移しているほか、海外では園芸用殺虫剤の原体販売好調などが業績を支えている。また、米国をはじめTPP交渉参加11か国は20日、日本のTPP交渉参加を正式に承認したことで「TPPの再注目セクターである国内農業関連に政策支援の思惑が高まった」(国内証券)ことが買い人気を後押ししているようだ。同社株はかつて4300円台(株式分割後修正値)まで買われたことのある仕手材料株で「オールドファンには頭抜けた天井の高さが魅力となっている」(市場関係者)こともその人気化素地につながっている。

日農薬の株価は14時50分現在835円(△41円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)