<株式トピックス>=円安によって大きな恩恵を受ける銘柄

 3月期決算会社の決算発表が、今週後半から本格化する。市場関係者の関心は、14年3月期通期業績見通しに集まっている。なかでも注目度が高いのは、業績見通しの前提となる想定為替レートの水準だ。
 3月末時点の円・ドルの水準が1ドル=93円台だったことを考慮すると、自動車、電機など輸出関連の主力企業は、14年3月期の想定為替レートを、1ドル=90円前後に設定して業績見通しを公表してくる可能性が高い。ところが、実際足もとの円・ドル相場は、1ドル=100円台に下落しようとする水準。
 そこで、焦点となるのは足もとの円・ドル水準とのギャップ。業績見通しのスタート時点から1ドル=10円分もの為替差益による業績上方修正の可能性を秘めているというわけ。為替差益が業績に大きく貢献するのがトヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>といった大手自動車メーカー。
 さらに、自動車、電機といった代表的な輸出関連業種以外でも、海外売上比率が高くて、想定為替レートが保守的な企業は注目だ。例えば、日本特殊陶業<5334.T>、日本ガイシ<5333.T>、テルモ<4543.T>あたりは、円安によって大きな恩恵を受ける可能性がある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)