新たな“プラスα”なしでは上値が重い!?

100円突破ならず-円買い戻し
※ご注意:予想期間は4月24日と表示されていますが、本日(23日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 週明けとなった昨日は、円買い戻しが優勢となりました。

 “日本の金融政策が容認”されたワシントンG20(財務相・中央銀行総裁会議)の影響からくる円先安観を背景に、窓を空けて(ギャップアップ)スタートしたのが昨日オープニングでした。しかしながら99.90円付近に観測されていたオプション絡みと見られる分厚いドル売りオーダーに行く手を阻まれ、「1ドル=100円突破」はなりませんでした。

 このため次第に円を買い戻す動きが優勢となり、事前予想を大きく下回った中古住宅販売件数を背景に“米景況への先行き不安”が増幅したNYタイム中盤には、ドル円が99円ラインを一時割り込む下落を見せました。もっとも日・米金融当局の立ち位置(日:追加緩和、米:QE前倒し議論)の違いからくる円先安観は根強く、そこからさらに下値を探る展開にはなりませんでした。

新たな“プラスα”なしでは上値が重い!?
 このため本日のポイントは、昨日に続いて“根強い円先安観”VS“上値を押さえるドル売りオーダー”ということになりそうです。

 国内生保の外債購入への思惑等、円先安観を後押しする材料には枚挙に暇がありません。一方でこの水準までくると円先安観のみでドル円を押し上げるのは如何にも役不足であり、“プラスα”の要因が必要と見られるところです。しかしながら現時点における状況を鑑みると、「靖国参拝に伴う中・韓との軋轢」「北朝鮮問題」「米景況感の先行き不安」「欧州債務問題」、さらには100円回復を早期に示現できなければ「ダブルトップ形成に伴うテクニカル的な円買い戻し圧力」までかかってきかねません。
 
 マーケットの雰囲気は明らかに「円売り」へと傾斜しており、下値を確認すると再び上値を目指す可能性は否定できません。それでも現時点における材料を鑑みると、本日は99.60円付近へと切り下がって来つつある分厚いドル売りオーダーを吸収するのはやはり微妙といわざるを得ません。

 円売り(もしくはドル買い)の新たな“プラスα”要因が出てくるまでは、上値は重いと考えるのが自然といえるかもしれません。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.473(月足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:100.272(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:99.947 (4/11高値、大台)
上値2:99.883 (4/22高値)
上値1:99.752 (ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:99.231
下値1:98.973(4/22安値、大台)
下値2:98.842(ピボット1stサポート)
下値3:98.452(ピボット2ndサポート)
下値4:98.341(4/16~4/22の38.2%押し)
下値5:98.094(4/19安値、大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
13:51 ドル円 抵抗・支持ライン追加