<話題の焦点>=規制改革で好機つかむ株、第2次安倍内閣で脚光浴びる

 アベノミクスへの期待を底流に株式市場は強力な上昇波を形成している。既に株式市場の時価総額増大による資産効果は高額消費や人材需要の喚起など実勢経済に広範囲にその好影響を及ぼしている。アベノミクスで引き合いに出される「3本の矢」で重要なのが3本目の民間投資を引き出す成長戦略である。

 この成長戦略はTPPの交渉参加でひとつのハードルを越えたが、これに並行して内需を喚起する規制改革の進展が期待され、株式市場でも折に触れて物色テーマとして「規制改革関連」が脚光を浴びることは必至だ。

 では、具体的にどこに焦点を絞るかだが、それは政府肝いりの「規制改革会議」の主要検討課題から関連株を探ってみるのが有効である。規制改革会議は、経済社会の構造改革を進めるうえで必要な規制改革に関する基本事項を審議し総理に進言する機関であり、民主党時代に廃止されたが、第2次安倍内閣の成立に伴い復活が決定し、今年1月以降、会合が繰り返されている。

 健康医療分野では、まず有名なのが一般医薬品のネット販売解禁、再生医療の推進など。エネルギー・環境分野では再生可能エネルギーの保安規制合理化や次世代自動車普及加速に向けた環境整備など。このほか雇用分野では職業紹介事業の見直しなどがあり、創業分野では保育サービスの規制緩和やベンチャー企業の育成・成長支援のための資金供給促進などが項目に挙がっている。

◆規制改革で注目の銘柄

一般医薬品のネット販売:ケンコーコム<3325.T>、楽天<4755.OS>

再生医療の推進:タカラバイオ<4974.T>、DNAチップ<2397.T>

再生可能エネの規制合理化:サニックス<4651.T>、京セラ<6971.T>、ウエストHD<1407.OS>

次世代自動車の普及:トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、デンソー<6902.T>

職業紹介事業の見直し:パソナ<2168.T>、テンプHD<2181.T>、アウトソシング<2427.T>

労働環境の整備:エンJPN<4849.OS>、メイテック<9744.T>

保育サービスの規制緩和:JPHD<2749.T>、幼児活動<2152.OS>

ベンチャー企業の育成・支援:ジャフコ<8595.T>、ドリームインキュ<4310.T>

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)