近くて遠い100円の大台!?

景況感悪化→欧利下げ観測増幅…-方向感定まらず上下動
※ご注意:予想期間は4月25日と表示されていますが、本日(24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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  昨日は下へ上へと揺れ動く展開でした。

 まず欧州タイムにかけては、円買いが進行しました。中HSBC製造業PMI(購買担当者景気指数)が悪化したのに続いて、独製造業/サービス業PMIも事前予想を大きく下回ったからです。このためリスク回避の円買いが先行する形となり、ドル円は98円半ばまで一時下落しました。

 一方でこの独経済の先行き懸念は、ECB(欧州中央銀行)の早期利下げ観測を増幅させました。そしてこれを好感した欧州株式が上昇に転じたことで、つれてユーロ円は下げ渋りとなり、ドル円も99円台へ押し戻されました。NYダウが大幅続伸となったこともこうした動きを後押しし、NYタイム中盤には99円半ばへと到達しています。

オバマ大統領負傷の誤情報-瞬間的に乱高下
 「ホワイトハウスで2度の爆発、オバマ大統領が負傷」とAP通信のツィッターが流れたことで、98円半ばへと一時急落する場面もその後に見られました。しかしその情報が“ハッキングに伴った誤情報”と判明すると、すぐさま急落前の水準へと押し戻され、そのまま高値圏での推移となって昨日の取引を終えています。

“三度目の正直” VS “二度あることは三度ある”
 こうした中で本日の展開ですが、“100円突破へ再チャレンジ”の成否ということになりそうです。

 99.90円付近から観測されてきた分厚いドル売りオーダーは、昨日はその一部を99円半ばへと引き下げるなど、かなりの勢力を保ち続けています。このためマーケットの雰囲気は「円売り」へと傾斜しているものの、吸収するのは並大抵ではなく、円売りもしくはドル買いという“プラスα”の要因が必要となると見られるところです。

 現時点でその可能性があるのは、「国内生保の外債購入実施」「日銀金融政策決定会合および展望リポート」そして「ECB利下げへの思惑」ですが、対外証券投資が発表されるのは明日(25日)、真ん中は明後日(26日)ですので、思惑は大きなものにはならないと考えるのが自然です。つまり本日のポイントとなりそうなのは、“後者のみ”ということになります。
 
やはり“プラスα”が必要・・・!?
その後者のポイントと見られるのが、独4月IFO企業景況感指数です。前月(106.7)からの連続低下が予想されており、仮に106を下回るような大幅低下となると「ECB利下げへの思惑」はより強くなると見られるところです。普通に考えると“ユーロ売り”の要因となりますが、一方で昨日のように“利下げ→欧州株式上昇→ユーロ下げ止まり→ドル買い”と連想が働く可能性はゼロではありません。

 こうした思惑の連動等を使った仕掛け的な動きが台頭するかどうかが、本日の“100円突破へ再チャレンジ”に向けた動きにはポイントとなってきます。そしてこうした連想が働かないのであれば、“プラスα”要因が出るまでは“もうしばらく足踏みする”と考えるのが自然といえそうです。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.885(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:100.473(月足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:100.208(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:99.947 (4/11高値、大台)
上値1:99.883 (4/22高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:99.443
下値1:98.765(ピボット1stサポート)
下値2:98.470(4/23安値)
下値3:98.094(4/19安値、大台、ピボット2ndサポート)
下値4:97.830(日足・一目均衡表転換線)
下値5※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
14:05 ドル円 抵抗・支持ライン追加 :97.705(ピボットローブレイクアウト)