<私の相場観>=東洋証券・ストラテジスト 大塚 竜太氏

 日銀の異次元緩和の効果は絶大というところで、異次元相場ともいうべき強調展開が続いている。大方が想定してきた以上に強い地合いで、目先押し目は形成しても上昇波動に変化はなさそうだ。

 手掛かり材料としては本格化する国内企業の決算発表が意識される場面。14年3月期の見通しについて、企業側が保守的な予想を出す可能性があり、これを受けてGW前後に小波乱は考えられる。しかし、それも深押しにはつながらず、7月の参院選までは、基本的に買い意欲の旺盛な今の流れが継続すると思われる。

 海外では中国や欧州景気に足もと不透明感が出ているが、東京市場はアベノミクスと日銀の金融緩和が両輪となって売りを吸収し、日経平均は参院選までに1万4500円程度のレベルに達する可能性があるとみている。

 物色対象としては大規模な金融緩和の恩恵を受けやすい不動産、銀行、証券が引き続き中心軸を担っていくだろう。また、成長戦略のもとで、バイオや医療関連、人材ビジネス関連にも買いの矛先が向きやすい。このほか、ピンポイントでネット選挙関連は今後も物色人気を博す公算が大きい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)