<株式トピックス>=奔騰バイオ相場に乗れない個人投資家の悩み

 きょう(24日)も東証マザーズの株価上昇率上位を見ると、メディビックグループ<2369.T>、タカラバイオ<4974.T>、キャンバス<4575.T>、ユーグレナ<2931.T>、DNAチップ研究所<2397.T>、カイオム・バイオサイエンス<4583.T>と上位10社中6社をバイオ関連銘柄で占めた。いずれも創薬、遺伝子研究試薬、ミドリムシの研究・製品化、DNAチップ開発などのベンチャー企業だ。
 ひとたびこうした銘柄に買い人気が盛り上がると、目先的な業績が赤字であるなどのファンダメンタルズには関係なく、短期間に株価が数倍に大化けするケースも珍しくない。ミドリムシのユーグレナの上場初値は780円(12年12月21日)。その後の13年3月末の1対5の株式分割を考慮しても、きょう24日の終値は8540円まで上昇し、上場初値に比べて約11倍の奔騰相場となっている。
 昨年10月に、京都大学の山中伸弥教授のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まって以来、新興市場を中心にバイオ関連銘柄物色の波が何度となく繰り返されて、株価が乱高下してきた。さらに、安倍晋三首相が、日本経済再生に向けた成長戦略の第1弾として、iPS細胞などを用いた再生医療の実用化や医療機器の輸出拡大などを柱とする方針を表明したことも関連銘柄の株価上昇に拍車を掛けている。
 ところが、リタイア組などベテラン個人投資家で、投資経験が長く知識がかなり豊富な人ほど、業績動向や様々な株価指標にとらわれ過ぎて、こうしたバイオ関連銘柄の物色に参加できないでいるという声を聞く。たとえ最小投資単位でも打診買いして慣れることも必要なのか。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)