<私の相場観>=上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 今後1カ月程度を視野に入れた場合、ドル・円相場は1ドル=100円乗せが見込めそうだ。ただ、その後の持続性には疑問も残る。予想レンジは96円~101円40銭程度をみている。

 日銀は量的・質的金融緩和に踏み切ったが、今後はその効果をみながら、次の手を考えていくだろう。これまでのように期待感から円安が進む状況にはなりにくい。

 一方、米国景気指標は一部住宅関連などを除けば良くない。欧州や中国の指標もさえない。

 もっとも、個人投資家を中心に国内勢は相場の押し目は買っているようだ。このなか1ドル=100円は一度は乗せそうだ。100円を突破すれば、2009年4月高値の101円43銭まで上昇する可能性はある。ただし5月中旬には海外ファンドの償還の動きも予想されるだけに、円高に進めば96円前後も予想できる。

 ユーロは利下げ観測が台頭するなか、弱含みで推移する可能性がある。対円では121~132円、対ドルでは1.25~1.32ドルを予想する。豪ドルも上値は重い展開で99~104円前後の値動きを想定している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)