“近くて遠い100円の大台”はまだ継続!?

伊政局への不透明感後退-ユーロ買い
※ご注意:予想期間は4月26日と表示されていますが、本日(25日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日もドル円・クロス円は明確な方向性を見出せず、上へ下へと揺れ動きました。やや円売り優勢にも見えましたが、一方で上値はガッツリと押さえられ続けていました。そうした中でやや目立ったのは、ユーロ買いの動きでした。

 事前予想を下回った独企業景況感指数から欧州タイム序盤にはユーロ売りが先行しましたが、「ナポリターノ伊大統領はレッタ氏を新首相に指名」との報が“混迷続く伊政局への不透明感”を後退させたからです。

弱い米耐久財受注も、膠着状態継続-ドル円
 一方で米耐久財受注が事前予想を下回ったこともあり、NYタイム序盤にはリスク回避姿勢の円買い・ドル売り圧力も見られています。根強い“円先安観”が下値を支えていることで大きな変動にはつながっておらず、その後はその“円先安観”の影響でジリジリと値を戻していますので、一日を通して見ると膠着状態のままで取引を終えたといえそうです。

オプション絡みの思惑…
 こうした中で本日の展開ですが、引き続き“100円突破へ再チャレンジ”の成否がポイントとなってきそうです。

 根強い“円先安観”の影響から下値が支えられやすい状況に変わりはありませんが、依然として分厚いドル売りオーダーもかなりの勢力を保ち続けています。オプション絡みのドル売りオーダーが“本日はかなりの規模で消滅する”といわれていますが、一方でこのドル売りオーダーの中にはGWを控えた実需絡みもかなり混じっています。このためこの消滅だけで“上値が軽くなる”と考えるのは少し早計といえるかもしれません。

“近くて遠い100円の大台”はまだ継続!?
またもう一方の当事国(米国)では、弱い経済指標が相次いでいます。連邦予算の強制削減(いわゆる財政の崖part2)がボディーブローのようにジワリジワリと効いてきているとの見方が強く、弱い米経済指標は今後も相次ぐ可能性が否定できないところです。このため一部からは「100円の壁は予想以上に厚くなった」との指摘も流れ始めているように、以前とは少し様相も異なりつつあります。

 いずれにしても100円の大台を目前にして、マーケットは非常に不安定な様相を示しています。明日に控える日銀金融政策決定会合への思惑と重なることで“円先安観”がさらに増幅する可能性はありますが、“プラスα”要因がまだ出てきていない状況では、“近くて遠い100円の大台”もまだ継続と考えるのが自然といえそうです。

ドル円 抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:100.473(月足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:100.330(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:99.947 (4/11高値、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:99.883 (4/22高値)
上値1:99.758 (4/24高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:99.468
下値1:99.184 (4/24安値、ピボット1stサポート)
下値2:98.896 (ピボット2ndサポート)
下値3:98.608 (ピボットローブレイクアウト)
下値4:98.470 (4/23安値)
下値5:98.094 (4/19安値、大台)
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14:08 ドル円 抵抗・支持ライン追加