<検証話題株・ツムラ>漢方薬は新成長局面に、処方する医師増加が貢献(2)

 会社側予想の13年3月期の連結業績は、売上高1045億円(前の期比9.5%増)、営業利益228億円(同7.4%増)となったもようだ。なかでも、月次売上高の推移を見ると、13年3月期第4四半期(13年1~3月)が堅調に推移したようだ。

 12年3月期の国内医療用漢方薬市場は、薬価ベースで1196億円。国内医療用医薬品に占める割合は、わずか1.3%とニッチな市場と言える。ツムラの国内漢方薬市場シェアは83.3%と圧倒的に優位な状態となっている。

 ただ、漢方薬は依然としてニッチな市場で、成長余地はまだ十分な状態にある。また、漢方薬は同様の医療用医薬品に比べ価格が安いにも関わらず、参入障壁が高く、ジェネリック(後発)薬からの影響が極めて少ないため、競争環境は良好といえる。

 リスク要因としては、は円安進行がある。原材料をドル建てで輸入しているためで、1円の円安で、年間の営業利益が1億5000万円程度のマイナス要因となる。ただ、在庫を2年程度保有していることから、業績に本格的に影響するのは16年3月期以降になる見通しだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)