<検証話題株・ツムラ> 漢方薬は新成長局面に、処方する医師増加が貢献(1)

 ツムラ<4540.T>の株価が反転上昇の兆しを鮮明にしている。同社による国内医療用漢方薬の需要(医師による処方)の掘り起こしが奏功し、漢方薬は新たな成長局面を迎えている。大学病院での説明会開催などにより、足もとの漢方薬の売上高は数量ベースで毎月10%を着実に上回ってきている。

 漢方薬を初めて処方する医師が増加しているのに加え、複数の漢方薬を処方する医師の数も増えている。今後も息の長い漢方薬需要の拡大は続くものとみられ、国内シェア80%超を占める「ツムラの漢方薬」の売上高は増加する見通しだ。

 同社の株価は、昨年末の大納会(12月28日)の安値2599円を起点にジリ高歩調をたどり、今年3月21日には、年初来高値の3645円まで買い進められ、3カ月足らずの短期間で、1000円(約40%)以上の急上昇をみせた。

 しかし、その後は全体相場が上昇、強含みを続けるなか、同社の株価はジリ安歩調の調整局面を強いられる展開となった。

 昨年末から年初来高値までの上昇幅の半値押しをやや下回る水準の3035円で、3月15日に十字足を示現したのをキッカケに、緩やかながら反発の兆しをみせはじめている。

 時価がようやく5日移動平均線を上回ってきており、今後は25日移動平均線(23日現在=3265円)を突破してくれば、一段の上昇が期待できそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)