東京電力株は大きく上がるのか?それとも?

東京電力株は大きく上がるのか?それとも?
東京電力株は4月12日の後も4月17日には491円まで上昇、2月13日の安値182円からみると2.7倍にまで上昇しました。2ヶ月でこれだけ上昇した株はほかにはなかなかありません。ここにきて売買代金は1000億円を超えるときもあり売買代金上位に連日のように名を連ねています。値動きの良さにつられて短期資金も大量に呼び込んでおり、信用の取り組みも拮抗、取り組み倍率1.44倍で空売りも4800万株巻き込んでおります。

震災ショックで売られに売られてきましたから、その反動でリバウンドしてきました。上がっている理由はまさに騰がるから買う、買うから騰がるというリズムが今は好循環に回っているからという需給面の色彩が強そうです。
売られすぎた反動と、相場全体の雰囲気が好転。リスクが許容され、100株4万円ちょっとで投資できることから個人の資金が集まっています。

需給面だけでなくここにきて東京電力を取り巻く環境事態も変化が見られます。特に政治の安定は非常に大きく、公共性の高い事業という性格上、政策の行方によって大きく株価は左右されそうです。この点は好悪材料が目白押しです。ここにきて浮上しているコストの安い電力手段である石炭火力発電の導入や業界再編の動向、電力料金の値上げ問題、損害賠償の行方、など考えなければいけない要素がたくさんあります。

政策動向で乱高下しやすいのが実状ですから、現段階ではバイアンドホールドではなく、売買を前提とした短期鞘取りの感覚で見ておかれた方が良さそうに感じます。

どちらにしても、東京電力の重い責任は消えたわけでは当然なく、株主になる限りはその重い責任を担わされる危険性があります。株主になる限りはその点は常に気にしておかれる必要がありましょう。当然、短期売買を前提とした売り買いであればその点はあまり考える必要はありませんが・・・。この点の不透明感が払拭されるにはかなりの時間がかかりそうです。かつてのJALを思い浮かべれば十分でしょう。今は投資対象を選ぼうと思えば色々選べます。あえて火中の栗を拾うことはお薦めできず、東京電力株に関しては現時点では短期間の鞘取り売買に止めておいた方が良さそうに感じます。