“物価目標2%”へのロードマップがポイント!?

ECB利下げ懸念-ユーロ売り
※ご注意:予想期間は4月27日と表示されていますが、本日(26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日は好内容となった英GDP(国内総生産)を背景にしたポンド買いが目立ちましたが、主要3通貨の中で目立ったのはユーロ売りでした。

 スペイン失業率が過去最悪水準を更新(27.2%)するなど、来月2日予定の欧州中央銀行(ECB)理事会において「利下げが実施される」との見方が強まったからです。このため前日とは一転して幅広い通貨に対してユーロは売られる格好となり、対円で129円ライン付近へ、そして対ドルでは1.30ドルの大台を割り込む下落を見せています。

日銀金融政策決定会合を前に様子見-ドル円
 一方で、日銀金融政策決定会合を翌日(26日)に控えていることもあり、ドル円は動意薄を続けました。“プラスα”の要因になり得ると見られた「国内生保の外債購入実施」への思惑は、昨日の「対外対内証券投資」ならびに大手生保各社が公表する「2013年度資産運用計画」で後退しています。この影響もあって欧州タイム序盤には99円ラインを一時割り込む下落も見せました。しかしながら“円先安観への思惑”から押し目買いニーズも強く、下値を支え続けています。

 逆に2008年5月以来の低水準へと減少(改善)した新規失業保険申請件数を背景に、NYタイムには米景況感への悲観論が後退する格好となりました。このため“かなりの規模が消滅する”といわれたオプション期限切れのNYタイム中盤には、ドルは買い戻される場面も見られました。もっとも99円半ばでは急に上値が押さえられるなど、上値が重い様相も相変わらずでした。

“物価目標2%”へのロードマップがポイント!?
 こうした中で本日は、最大の“プラスα”要因となり得る「日銀金融政策決定会合および展望リポート」を迎えます。ポイントは「物価目標2%の達成に向けて明確な道筋が示されるか?」であり、何らかの道筋が示される様なことがあると、サプライズとなってビッシリと積み上がっている99円後半のドル売りオーダーを吸収する動きにつながる可能性は否定できません。“100円突破へ再々…チャレンジ”が本日最大の注目といえます。

 一方で欧州タイムには、独・仏・欧の経済指標が予定されています。ECB利下げ観測が根強い中ですので、これらが弱いものになると、さらなる利下げへの思惑が広がり、ユーロ下落が“円売りに水を差す”可能性が指摘されるところです。さらにNYタイムには、注目の米1-3月GDPも予定されています。昨日(新規失業保険申請件数)が良かったとはいえ、直近の米経済指標は芳しくないものが続いている中で、事前予想はかなり強気(+3.0%)へと傾斜している感があります。もちろん結果次第ではありますが、こちらも“円売りに水を差す
”可能性が否定できません。

“期待感一色”が急変動をもたらす…!?
 「早ければ“本日”、遅くとも“ゴールデンウィーク中”には100円超え」との思惑が強まる中で、本日は日本(円)のみならず、欧(ユーロ)・米(ドル)にも大きな動意となる可能性が潜んでいます。“思惑”や“期待感”を中心に考えるのはもちろんのこと、それが崩れた際の“リスク管理”にも細心の注意を払っておく必要がある。そんな週末といえそうです。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.473(月足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:100.121(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:99.947 (4/11高値、大台)
上値2:99.883 (4/22高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:99.560 (4/25高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:99.242
下値1:98.961 (ピボット1stサポート、4/25安値、大台)
下値2:98.681 (ピボット2ndサポート)
下値3:98.470 (4/23安値)
下値4:98.094 (4/19安値、大台)
下値5:97.821 (20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
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15:20 ドル円 抵抗・支持ライン追加