東京株式(前引け)=円高傾向嫌気して利益確定売りが優勢に

 26日前引けの日経平均株価は前日比58円安の1万3867円と反落。前場の東証1部の売買高概算は19億6631万株、売買代金は1兆4143億円。値上がり銘柄数は321、対して値下がり銘柄数は1318、変わらずは74銘柄だった。全体の77%の銘柄が下げている状況だ。
 きょう前場の東京株式市場は、朝方こそ買い先行で日経平均株価は08年6月以来、4年10か月ぶりの1万4000円大台回復を目前にしたが、その後は主力株など中心に利益確定売りに押されて軟化し、前日比マイナス圏に沈んだ。前日の欧米株市場は総じて堅調、米国株市場では週間の新規失業保険申請件数が市場予測を下回ったことなどを受けて、米景気に対する不透明感が後退したことで買い優勢となっており、この流れを引き継いで東京市場でも主力株中心に買い意欲は根強い。ただ、為替市場では1ドル=98円台に入るなど足もとは円高傾向に振れていることや、大型連休前の週末ということで持ち高調整の売り圧力も観測される。3月期決算企業の決算発表が本格化する中で、個別企業の業績も今期見通しなど市場の期待に未達のものが多く、利益確定売りを誘うパターンが多くなっている。
 個別ではSBIが続落。ケネディクスも軟調。アイロムHD、GCA、NECなどが大きく値を下げている。クボテック、新日科学なども大幅安となったほか、ディーエヌエーも売られた。一方、コマツが堅調。ファーストリテが買われ、JTも高い。JALも買いが先行している。エンシュウ、ヤマハなども大幅高。海洋掘削が高く、セガサミーHDも上値を追った。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)