アベノミクスはシャープを救えるのか?

円安・株高地合いでの決算発表
 2013年3月期について、日本経済は震災の復興需要などに加え、円安効果で堅調な業績が予想されている。また、足もとの14年3月期に対してはアベノミクス効果もあり「前期に比べ全体で3~4割程度の増益が見込めるのではないか」(ストラテジスト)と期待する見方がある。

 4月末より本格的している決算発表だが、その中で注目されるシャープ<6753.T>は、決算シーズン終盤の来月14日に発表を予定しており、その内容は関心を集めている。
今期黒字化への急ぐシャープ
 台湾の鴻海精密工業の出資を断念したシャープだが、パイオニア株の売却やサムスン電子への省エネ型中小型液晶パネル提供などで足場を固めている。
 自力再生を後押しするように円安・株高が進んでいる事はシャープにとって追い風のように見える。

 安倍内閣は「日本の製造業復活」への”成功例”としてシャープに注目している節も感じられ、今後も様々な政策を通じての事実上のシャープ支援に乗り出す可能性を否定出来ない。

 一旦は窮地に立たされたシャープがアベノミクスにより、復活が現実化すればまさに日本復活の象徴となるかも知れない。株価は現在(4/26時点)300円半ばだが、地固めを進めた上での堅調な上昇を期待したい。
 来月14日の決算発表を初めとして今後のシャープの動向が注目される。