外為サマリー:1ドル97円台後半の円高、欧米景気に不透明感も

 30日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=97円94~95銭近辺と前週末午後5時時点に比べ64銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=128円29~33銭と同21銭の円高・ユーロ安で推移している。
 円は、97円台後半での円高で推移している。26日発表の米国の1~3月期の実質国内総生産(GDP)が前年比2.5%増と市場予想の3.0%増を下回ったほか、29日の米・3月個人所得などの経済指標も強弱感が対立した内容となり、米国景気に不透明感が出ている。このなか、この日からあすにかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策に変更はないものの量的緩和の出口戦略に関するトーンは弱まるとの見方が強まっている。
 また、5月2日の欧州中央銀行(ECB)理事会では利下げ観測も強まっている。欧米市場での金融緩和が続くとの見方が強まるなか、円には買い戻しが入りやすい状況にある。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3091~92ドルと同 0.0056ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)