短期的には「戻り売り」に分がある…!?

週末の日銀関連は材料なし-円買い戻し
※ご注意:予想期間は5月1日と表示されていますが、本日(30日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 注目された週末の「日銀金融政策決定会合」ならびに「日銀展望リポート」でしたが、目新しい材料は見られませんでした。このため円先安への思惑は幾分減退している感があります。

 また先週末の米GDP(国内総生産)速報値ならびに昨日の米個人所得が事前予想を下回ったことも、米景気減速への思惑から「QE3(米量的緩和第3弾)は長期化する」との見方へとつながっている感があります。このためドル売りも目立っており、ドル円は97円半ばへと先週末に下値を拡大すると、週明けとなった昨日も概ね低位圏での推移を強いられました。

ECB利下げは“ほぼ織り込み済”-ユーロ円反発
 一方で先週末に127円前半へと下落したユーロ円でしたが、昨日はジリジリと値を戻す展開となっています。欧経済指標の低迷からECB(欧州中央銀行)利下げへの思惑は一段と強まっていますが、25bp利下げは“ほぼ織り込み済”となります。このためネガティブへの反応は限定されており、逆に伊大連立政権誕生を好感したポジティブへの反応が上回ったからです。もっとも円先安観が減退していることもあり、戻りは限定されています。
連休狭間の月末 経済指標は目白押し
 こうした中で連休の狭間となる本日は、月末にも当たります。このため各国で経済指標が目白押しとなっており、その結果によって一喜一憂する展開が想定されるところです。特にFOMC(米連邦公開市場委員会)を明日(1日)に控える米国では住宅・景況感関連の経済指標が予定されており、QE長期化への思惑がさらに高まってもおかしくありません。

 「2%の物価目標達成まで金融緩和を継続」と公言していることから、中長期的には円先安観が上回ると見られるものの、QE長期化への思惑は目先におけるドルのセンチメントを押し下げる形で機能すると考えるのが自然となってきます。翌々日に控えるECB利下げへの思惑に関しても、“ほぼ織り込み済”とはいいつつも、ドル円・クロス円の上値を押さえる可能性が拭えません。

短期的には「戻り売り」に分がある…!?
 何度もトライしつつ「100円の大台」に到達し切れなかったことで、高値でつかまったポジションの調整が済んでいないとも考えられます。FOMC・ECBでの大きなサプライズはないとは思いますが、週末の米雇用統計への思惑はまだ交錯しており方向性が見出せません。ネガティブな思惑が台頭すると、先週の米GDPと合わせて“米景気減速への懸念が拡大しかねない”だけに、目先は戻り売りへの意識を強めておきたいところです。

 もちろん、あくまでも調整の範囲内だとは思いますが・・・?

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.034 (ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:98.914(4/22~4/29の61.8%戻し)
上値3:98.615 (日足・一目均衡表転換線、4/22~4/29の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:98.316(4/22~4/29の38.2%戻し、100月移動平均線)
上値1:98.193 (4/29高値、20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:97.762
下値1:97.347 (4/29安値、4/16~4/22の50%押し、ピボット1stサポート)
下値2:97.208(4/17安値)
下値3:96.921 (ピボット2ndサポート、大台)
下値4:96.496 (ピボットローブレイクアウト)
下値5:96.255 (日足・一目均衡表基準線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
17:35 ドル円 抵抗・支持ライン追加