<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 26日の外国為替市場では、ドルが1週間ぶりに98円台を割り込んだ。米国のGDP(国内総生産)成長率が市場予想を下回り、ドルが売られた。

 円高を受けて30日の日経平均株価は軟調推移だが、当面の下値は1万3600円程度か。一方、当面の上値メドは08年6月高値の1万4600円が目標になる。

 5月初旬に国内外で発表が相次ぐ重要な経済指標・イベントに注目したい。なかでも、2日のECB理事会、4日の米4月の雇用統計、10日からのG8財務相・中央銀行総裁会議の内容は今後の相場に大きな影響を与えることになる。

 本格化している決算発表では、今期業績見通し好調で、予想PERが大幅に低下する銘柄に買いが集まる。とくに、円安で大きな恩恵を受ける自動車会社に注目。

 個別銘柄では、高速道路の大規模改修プロジェクトで恩恵を受ける横河ブリッジホールディングス<5911.T>、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」に26日に開業した複合ビル群「グランフロント大阪」の運営主体の一角を占める阪急阪神ホールディングス<9042.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)