<動意株・30日>(大引け)=ドワンゴ、富士興産、文化シヤターなど

 ドワンゴ<3715.T>=ストップ高。改正公職選挙法が成立したことで今夏の参院選からネットを利用した選挙運動が可能になり、同社のニコニコ動画の展開に市場の耳目が集まっている。ネット関連株には選挙関連の切り口で動意づくものも多いが、同社の場合は先の衆院選で党首討論会をニコニコ動画で配信した実績があり、短期資金の食指を動かすのに十分な素地を持つ。27日・28日、千葉の幕張メッセで行われた大型イベント「ニコニコ超会議2」で、注目度が一段と高まった。

 富士興産<5009.T>が急伸。同社は26日、13年3月期の復配を発表した。普通配当16円と復配記念配当4円の合計20円配当を実施する。同社が配当を実施するのは1981年3月期以来、32期ぶりとなる。「業績面などを考慮して復配に踏み切った」(同社)という。株価は配当利回りで2.9%の水準にあり、投資妙味が出ている。

 文化シヤッター<5930.T>=後場急伸。この日の午後2時頃に、集計中の13年3月期連結業績について、従来予想の売上高1120億円、営業利益50億円を上回り、売上高1129億2000万円(前の期比10.3%増)、営業利益55億1000万円(同2.0倍)になりそうだとの上方修正を発表したことを好感。建材関連製品事業が好調に推移したことに加えて、コスト削減の継続実施に努めたことが奏功。また、繰延税金資産の計上も寄与した。

 川田テクノロジーズ<3443.T>=大幅高。26日付け毎日新聞によると、厚生労働省は産業用ロボットを使用する際の規制を緩和し、政府の規制改革会議が5月にまとめる規制緩和項目に盛り込む方針である伝えており人気が継続している。産業ロボットの需要を高め、国内工場の競争力の底上げを狙むもので、産業用ロボットを扱う同社にはプラスに働くとの見方がある。

 西部電気工業<1937.T>=急反発。26日大引け後に13年3月期通期予想を連結売上高で当初計画の515億円から527億3000万円(前々期実績501億5100万円)へ、営業利益を9億5000万円から15億6000万円(同9億1600万円)へ増額修正したことが好感されている。完成工事高は、情報通信工事業の受注の伸びや工事進捗が順調に推移、原価率の改善も利益を押し上げた。

 住友鋼管<5457.T>=急反騰。新日鉄住金<5401.T>が26日引け後に、8月1日付で同社を株式交換で完全子会社化すると発表したことを好感。住友鋼管株式1株に対して新日鉄住金株式3.75株を割り当てるとしており、30日はこれによる理論株価にサヤ寄せする格好となっている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)