“合わせ技”一本で、下に走るか!?

また米経済指標悪化-ドル軟調
※ご注意:予想期間は5月2日と表示されていますが、本日(1日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 連休(GW)の谷間の中で月末を迎えた昨日でしたが、ドルの軟調さが目立ちました。特に対円での下落圧力が強く、ドル円は97円前半へと値を下げています。

 注目されたシカゴ購買部協会景気指数が2009年9月以来の低水準(49.0)へと急落したことから、『QE3(米量的緩和第3弾)の継続/長期化』に対する思惑がより一層強まったからです。こうして米長期金利は年初来最低水準(1.63%)へ低下し、つれてドル円は97円ラインギリギリ(97.007円・Bid)まで下値を追っていきました。『QE長期化への思惑』はNYダウを底堅くさせることもあり、ドル売り一巡後はやや値を戻していきましたが、それでも97円半ばでは上値を押さえられ続けました。

GW谷間&欧州レーバーデー休場-流動性は大幅低下
 こうした状況下で新たな月を迎える本日は、連休の谷間であるのと共に、レーバーデー(労働者の日)で主だった欧州市場は休場となっています。このため流動性がさらに低下する可能性が指摘される中で、本日は米雇用統計の前哨戦とされるADP雇用統計(民間)やISM製造業景況指数、そしてFOMC(米連邦公開市場委員会)といったビッグイベントが予定されています。

 「結果次第で本番(米雇用統計)への思惑が左右される」と見られることから、前者に関しては神経質な展開を想定しておかなければなりません。一方で軟調だった昨日のシカゴ購買部協会景気指数を持ち出すまでもなく、後者に関しては『QE長期化への思惑』が高まっています。その後にバーナンキFRB議長の記者会見は予定されていませんが、「年内の早期縮小への思惑」高まっていた前回時とは明らかに様変わりしており、声明そのものが大きな波乱材料となる可能性は否定出来ません。発表直後の急変動には、注意しておきたいところです。

“合わせ技”一本で、下に走るか!?
 テクニカル的に見ると、上値の大目標は相変わらず100円の大台ラインと見られる中で、下値の目先の目標は97円付近に設定されている“ダブル・ノータッチ・オプション”との見方が増加しつつあります。このため同ライン手前では強力な防戦ドル買いオーダーが下値を支えるとの期待が台頭しやすく、下げ止まる可能性が期待されるところです。反面、割り込むようなことがあると逆に100円手前で掴まった“コストの高いドル買いポジション”が投げさせられる(調整)流れとなる可能性とも隣りあわせといえます。米景況感に暗雲が漂いつつある中で迎えるビッグイベントだけに、こうした“合わせ技”で物事を考える必要もありそうです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:98.626 (ピボット2ndレジスタンス)
上値4:98.445(4/22~4/30の50%戻し、20日移動平均線)
上値3:98.119(4/30高値)
上値2:98.020(ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:97.694(4/30の61.8%戻し)
前営業日終値:97.415
下値1:97.007(4/30安値、大台)
下値2:96.908(ピボット1stサポート)
下値3:96.402(ピボット2ndサポート)
下値4:96.255 (日足・一目均衡表基準線)
下値5:95.776(4/16安値)

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