外為サマリー:1ドル97円30銭前後の円高、海外情勢への警戒感高まる

 1日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=97円37~38銭近辺と前日午後5時時点に比べ45銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=128円19~23銭と同25銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は、午前10時過ぎに一時97円03銭まで円高が進んだが、その後、再度円売りが流入し97円30銭前後でのもみ合いで推移した。中国の4月製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.6と3月に比べ0.3ポイント低下したことから、中国景気減速への警戒感が高まった。また、欧米経済指標でも弱含みの数字が目立っており、ドル売り・円買いのフローが出やすい状況となっている。
 この日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表があるが、「3月頃に比べ出口戦略に関するトーンは弱まるだろう」(アナリスト)とみる声が多い。また、米ADP雇用統計の発表もあり、その内容への関心も高まっている。海外情勢への注目度が高まっているが、欧州に関してはイタリアで新政権が発足するなど「政治面での警戒感は後退している」(同)という。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3168~69ドルと同 0.0089ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)