三井住友が高い、金融緩和期待背景に物色資金集める

 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など大手銀行株に買いが先行している。日銀の「異次元緩和」による大規模な追加金融緩和政策が金融株や不動産株に追い風となっているが、「為替市場で1ドル=97円台前半の推移と最近は円が強含んでおり、輸出株が手掛けにくい半面、内需の金利低下メリットのあるセクターに消去法的な買いが集まりやすくなっている」(国内ネット証券大手)という。注目されたFOMC後の声明では金融政策に方向感は見せなかったが、景気指標にやや変調なものが出始めている中で米国の量的緩和の出口観測が一段と遠のく印象を与えた。「これが、円安誘導を図るアベノミクスの政策スタンスから、日銀の一段の緩和を読み込む動きが出ている」(同)という指摘も銀行株に資金が流れる背景となっているもようだ。

三井住友の株価は11時30分現在4615円(△90円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)