<検証話題株・新日本科学> iPS細胞テーマに株価大変貌(1)

 新日本科学<2395.T>は怒涛の上昇パフォーマンスを演じるバイオ関連株人気の中でも、その株価の変貌ぶりでひと際輝きを放っている。前臨床試験受託の最大手企業であり、その豊富な材料性と、バイオ分野育成の国策支援を追い風に、〝現在進行形〟で需給相場の真髄をみせつけている。

 新日本科学は〝光速の上昇トレンド〟でマーケットの耳目を驚かせ、昨年来のバイオ大相場の先導役を担っている。舞台装置となっているのは、京都大学・山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞により一躍世界の脚光を浴びたiPS細胞のテーマだ。

 安倍首相は日本経済再生に向けた成長戦略の第一弾として、iPS細胞などを用いた再生医療の実用化や医療機器の輸出拡大などを柱とする方針を表明しており、これが株式市場でも関連銘柄に投機マネーを引き込む一大潮流を形成している。

 新日本科学は、山中氏率いる京都大学iPS細胞研究所とiPS細胞を使ったパーキンソン病治療の実現に向けた共同研究を進めている。また、理化学研究所認定ベンチャーである日本網膜研究所の第三者割当増資を引き受け、同研究所が進める網膜疾患を適応症としたiPS細胞技術の早期の臨床応用・実用化を支援することなども発表しており、同テーマの関連最右翼に位置しているといっても過言ではない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)