<動意株・2日>(大引け)=MUTOH-HD、兼松日産、芝浦など

 MUTOHホールディングス<7999.T>続急伸。業務用大判プリンターの最大手だが、CADソフトをベースとしたSI事業に展開。3Dプリンターがテーマ化する中で同社の商品技術力に思惑が膨らんでいる。PBRが0.8倍台と割安なうえ、材料性に富み投機マネーの物色対象になりやすく、過去仕手化した実績も買い意欲を増幅させる。

 兼松日産農林<7961.T>=一時、大幅高。ここ主力株の上値が重くなる中で「個人投資家資金は低位材料株に物色資金が向かっている」(国内準大手証券)と観測され、その中で買い人気を誘っている。同社が手掛ける木材利用の地盤強化用パイルなどが住宅メーカー向けに伸びており、今後、消費増税前の駆け込み需要を背景にさらに増勢となる可能性がある。

 芝浦メカトロニクス<6590.T>=急騰。1日にバークレイズ証券が同社株の投資判断を「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」に変更しており、これが上昇加速の背景にある。同社株は浮動株が多いこともあって、普段は上値の重いイメージがあり比較的個人投資家の資金は寄りにくいが、「きょうはファンド系の資金流入が観測され、それに乗じて個人の短期筋が提灯をつけている」(国内ネット系証券マーケットアナリスト)状況にあり、上げ幅を急速に広げた格好となった。

 アドバネクス<5998.T>=ストップ高。1日の取引終了後、集計中の13年3月期連結業績について、従来予想の売上高229億円、経常利益2億8000万円を上回り、売上高234億円(前の期比7.1%減)、経常利益5億2000万円(同10.6%増)になりそうだとの上方修正発表を好感。年明け以降の景気回復に伴い、精密ばね事業とプラスチック事業の売り上げが想定を上回った。

 木村化工機<6378.T>=ストップ高。安倍首相がサウジアラビアでサルマン皇太子と会談し、日本の原発輸出を可能にする原子力協定締結に向けて、事務レベルで事前協議を始めることで合意することが報じられたことや、2日の日本経済新聞でトルコのエルドアン首相が4月30日に黒海沿岸シノブの原子力発電所の計画について「日本が建設する」と正式に表明したことが報じられ、核燃料輸送容器やMOX製造装置などの原発分野で豊富な実績を有する同社が関心を集めている。

 ファーマライズホールディングス<2796.OS>=ストップ高。1日引け後にファミリーマート<8028.T>との間で包括的提携を行うと発表しており、これが好感されている。同社が有する薬局に関する専門性と、ファミリーマートの有するコンビニエンスストアに関するノウハウを融合させた新業態を開発・運営するとしており、これによる事業基盤の強化が期待されている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)