ECBに注目が集まるがドル/円は明日の雇用統計に向けて調整ムード

ここまでの相場展開:連休後半を前に様子見ムード
東京市場のドル/円は、一時97.09円まで弱含んだものの、またしても97.00円台でサポートされると97.40円台まで小戻すなど、方向感に乏しい展開となった。大型連休の後半を明日からに控えて様子見ムードが強く、日経平均の大幅下落も大がかりな円の買い戻しの動きにつながる事はなかった。
今後の注目点:ECBに注目だがドル/円への影響は小さい
本日の海外市場の注目点は、欧州中銀(ECB)の政策発表(20:45)と総裁会見(21:30)であろう。0.25%の利下げが見込まれているものの、100%織り込み済みとも言い切れず(一部通信社の集計によると現地エコノミスト70人中、利下げ予想は44人)、発表後にユーロが乱高下する可能性が高そうだ。もっとも、ドル/円についてはユーロに対してドルと円が同じ方向に動くとみられるため、多少の上下動はあっても方向感を伴った動きになる公算は小さい。
ここからの相場展開:97円割れのストップロスを警戒
米国では新規失業保険申請件数(21:30)の発表が予定されているが、ECB総裁の会見と重なる上に、明日には米4月雇用統計を控えている事から、よほど予想とかけ離れた結果とならない限りドル/円の反応は限られよう。ただ、97.00円のサポートが切れた場合はストップロスを誘発して一時的に下げ幅を拡大する可能性がある点には注意しておきたい。