来週の為替相場見通し=G8に向け神経質な展開も

 来週の東京外国為替市場は、96~97円台を中心とした値動きが続きそうだ。予想レンジは1ドル=96円30~98円80銭、1ユーロ=127円00~130円50銭。今週は、米国や中国の景気指標に弱さを示す内容が目立ち、97円前後への円高が進んだ。特に中国製造業PMIが伸び悩んだほか、米ADP雇用報告も市場予想に達せず、米中ともに景気減速懸念が台頭した。3日の米4月雇用統計が注目され、状況次第では円高が進む可能性もある。ただ「日銀の異次元金融緩和に伴う円安基調に変化はない」(アナリスト)との見方も根強く、円高に振れた場面では円売りが流入しそうだ。
 来週は、7日に豪州準備銀行理事会があるほか、週末10日からは主要8カ国(G8)財務相・中央銀行総裁会議が開催される。特に、G8に向けて要人発言に市場の関心が向かう可能性がある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)