ドラギECB総裁、マイナス金利に前向きな発言

技術的に準備はできている
昨日の海外時間には、ECBが0.25%の利下げを決定し、ドラギECB総裁が中銀預金金利のマイナス金利に前向きと取れる発言をしたことからユーロが売られました。

欧州時間序盤、欧州各国がメーデーの休み明けだったこと、この日開催されるECB理事会で利下げの可能性が高かったことなどから様子見となって小動きが続きました。その後、ECBが予想通り政策金利を0.25%利下げすると一旦ユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3120台まで、ユーロ円は127.50円台まで下落しました。しかし利下げは広く予想されていたこと、利下げを受けて欧州株が上昇したことなどからユーロ買いが優勢となって、ユーロドルは1.3210台まで、ユーロ円は129.30円台まで、ドル円も98.00円付近まで急反発しました。

NY時間にはいって、発表された米・新規失業保険申請件数が予想よりも良い結果だったことから、ドル円は98.40円付近まで、ユーロ円は129.90円台まで上昇幅を拡大しました。しかしドラギECB総裁が理事会後の会見で「ECBは中銀預金金利のマイナス金利に技術的に準備はできている」「オープンな考え方でこの問題を見直し、必要なら行動する用意がある」などと述べたことからユーロ売りが急速に強まって、ユーロドルは1.3060台まで、ユーロ円は127.50円付近まで、ドル円も97.60円付近まで急反落しました。その後、追加緩和の可能性を好感した株式市場が反発する動きとなる中、全般的にややドル買いが強まって、ドル円は98.10円台まで上昇し、ユーロドルは1.3040付近まで下落しました。

NY時間終盤、米長期金利が低下したことからドル円がやや売られ、97.80円台まで下落し、ユーロドルは1.3060台まで反発しました。

今日の海外時間には米4月雇用統計の発表があります。また英・4月サービス業PMI、ユーロ圏・3月生産者物価指数、米・4月ISM非製造業景況指数、米・3月製造業受注の発表もあります。