<私の相場観>=東洋証券・投資情報部ストラテジスト 土田 祐也氏

 GW明けの東京市場も海外株高や為替の円安歩調など世界的なリスク選好ムードの中で、買い優勢の地合いが続いている。

 世界株高の先導役である米国株市場では、注目された米雇用統計の結果を受けて3日にNYダウが最高値を更新。事前のADP発表の数字があまり良くなかった分だけ市場コンセンサスのハードルが下がり、これがうまい具合に株高を引き出した形だ。著名投資家のウォーレン・バフェット氏が中長期的観点から米国株の先行きに前向きなコメントを発表していることも追い風となっている。

 また、ユーロ圏の景気は現状厳しいものの、ドラギECB総裁の金融緩和に前向きな発言で、流動性相場の方向性が強まるとの思惑のほうがプラスに作用している。

 今週は週末に控えるミニSQを絡め上値は1万4500円ラインに到達する場面もありそうだ。

 今は景気実態よりも世界的な過剰流動性が相場の上昇要因であり、当面はこの環境が続くことになる。ただ、日経平均はスピード警戒感が伴うことも事実であり、決算発表が一巡した5月中旬以降は反動安に見舞われる局面も想定しておきたい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)