<クローズアップ> 海外戦略本格化する即席めんメーカー(3)

◆世界ラーメン協会(WINA)事務局に聞く=日本勢の海外戦略には差別化必要

 即席めんの世界販売が1000億食の大台を突破した要因は、新興国の消費拡大と欧米など世界各地でも麺食文化が受け入れられたことにある。特に新興国は女性の社会進出など、急速な経済発展に伴うライフスタイルの変化で調理の必要がないインスタント食品への需要が急速に拡大しており、今後も所得増加と若年層人口の増加を背景に消費が伸びていくだろう。世界需要の約4割を占める中国も1人当たりの消費量は日本よりも少なく、今後も成長が続くと見ており、欧米はマーケット開拓が始まったばかりで、今後の伸びに期待している。

 また、日本で生まれたインスタントラーメンが世界に受け入れられたのは、世界各国のメーカーがそれぞれの国、地域に合った商品を開発し、味のバリエーションが増したからで、日本メーカーの海外戦略には現地メーカーと一線を画す差別化が必要と考えている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)