味の素が後場急伸、自社株取得枠の設定を好感

 味の素<2802.T>が後場急伸。この日の午後2時頃、自社株取得枠の設定を発表したことを好感。3000万株(発行済み株式数の4.74%)、300億円を上限とし、取得期間は5月9日から7月19日まで。取得した自社株についてはすべて消却する予定としている。
 また同時に発表した連結決算では、13年3月期が売上高1兆1724億4200万円(前の期比2.1%減)、営業利益712億3200万円(同1.9%減)、純利益483億7300万円(同15.9%増)となった。カルピス社製品の売り上げが第3四半期から外れたため売上高が減少したほか、化成品や医薬セグメントの売り上げが減少したことが響き営業減益を余儀なくされた。なお、純利益はカルピス社株式売却益などを計上したことから増益に転じている。
 続く14年3月期は売上高1兆190億円(前期比13.1%減)、営業利益750億円(同5.3%増)、純利益490億円(同1.3%増)を見込んでいる。会計方法の変更で売上高は2ケタ減を見込むが、実質では3.5%増収の見込みで、国内食品セグメントで安定収益基盤の強化を図るほか、海外食品では既存国のさらなる深耕による収益向上と新市場の開拓を図り、業績向上につなげる方針だ。

味の素の株価は14時25分現在1466円(△67円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)