下落警戒ムードだが下値は堅そう

足元の相場展開:99円台の上値が重い
ドル/円は、前週末の米雇用統計を受けて99円台へと上昇したが、今週に入ると99円台半ばから100円にかけて並ぶ売り注文の多さを嫌気して98円台に押し戻されるなど上値の重い展開となっている。昨日は独DAXとNYダウが史上最高値を揃って更新するなど、欧米で株高が進んだにもかかわらずドル/円は99円台をキープできずにクローズを迎え、本日早朝には一時98.60円台まで差し込む場面も見られた。その後、日経平均の続伸を受けて反発したとは言え、99.10円台までの戻りにとどまった点から見ても、足元では上昇期待よりも下落警戒ムードが広がりやすく、上値の重い展開が続きそうだ。
今後の注目ポイント:98.50円と98.20円のサポート力
もっとも、市場参加者の円先安感に大きな修正が入った訳ではないと見るならば、20日移動平均線(執筆時点:98.50円)や一目均衡表の転換腺(同:98.22円)は下値支持となるだろう。本日のところは株価の下落や米長期金利の低下といった弱材料があったとしても、余程の大幅なものとならない限り、これらのポイントを下抜けする事は考えにくい。