押してダメなら引いてみな

三角保合い放れ待ち
 ドル円は、3度目の100円突破に失敗した。一度目が4月の日銀の異次元緩和、2度目がG20財務相・中央銀行総裁会議で日本の金融政策に強い反対がなかった事が確認された時、そして3度目が米雇用統計のポジティブサプライズを受けてのGW明けのドル高円安局面だ。日銀の金融緩和は戦力の逐次投入はしないと言明した通り、とりあえずの打ち止め感があり、日本のマネー流出への期待感も、足元では現実化していない。米雇用統計はサプライズな強気だったが、ここまでの米マクロ経済指標は、必ずしも強気一辺倒ではないことに加えて、米国の物価上昇率の鈍化もあり、量的緩和第3弾(QE3)の資産買い入れペース縮小観測も後退している。
 チャートは三角保合いに移行している。4月以降の3回の高値も切り下がっており、「押してダメなら引いてみな」的な値動きも5月にはあるかもしれない。米連邦債務の法定上限の約4カ月延長期限が19日に到来する。ただし、中期的には押し目で助走を付けて再度の上値トライと言うシナリオが現段階では優勢であろう。