<マーケットアイ> 中国関連株が復権へ 出遅れ建機、工作機械に出番(3)

 ただし、CPIなどは数値が高くないほうが利下げの思惑につながり株式市場にとってはプラスとなる。現在の中国の貸出金利は6%。ユーロ圏やオーストラリアで利下げが相次ぎ〝利下げ競争〟の様相を呈す中で、中国でもにわかに緩和期待が浮上しているようだ。利下げとなれば0.25%刻みの引き下げとなりそうだが、中国経済のソフトランディング期待は俄然高まることになる。

 さらに、中国政府は現在「都市化政策」を打ち出している。これまでは看板を掲げたはいいが具体政策が出てこずに市場の失望を誘っていたが、ここにきて政策始動の思惑が強まってきた。「これが上海株式市場でもセメントや建機、不動産関連株などへの買いに反映されている」(奥山氏)という。政策が本格的に動き出せば東京市場でもこの中国の「都市化政策」が底流テーマとなって、関連銘柄の動意を促すことは十分に考えられる。

 当面は年初来高値を更新した矢先のコマツや日立建機、依然2月の高値に届かない出遅れ感顕著な新日鉄住金の動きなどが注目される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)