<マーケットアイ> 中国関連株が復権へ 出遅れ建機、工作機械に出番(1)

 きのう8日の東京株式市場は引き続き物色意欲旺盛。前日急騰を演じ4年11カ月ぶりの1万4000円大台回復となったが、その余勢を駆ってさらに上値指向を鮮明としている。その中、物色の方向性にも少なからず変化がみられる。これまで先駆して相場をリードしてきた不動産関連株が利食われる一方、出遅れの範疇に属していた建機や工作機械などの中国関連株に買い人気を博すものが目立っている。中国景気に底入れ期待が高まる中で、関連株の動向に市場の熱視線が注がれ始めた。

 ここにきて世界株高の様相が日増しに強まっている。前日の米国株市場ではNYダウが未踏の1万5000ドル大台に足を踏み入れたほか、ドイツでもDAX指数が史上最高値を更新するなどリスク選好ムードが世界の株式市場を覆っている。東京市場でも、欧米株の上昇で運用リスクをとりやすくなった外国人投資家の買いが全体指数の押し上げに寄与している。

 そして、この株高賛成ムードの恩恵は世界の〝最出遅れ市場〟である中国にも及び始めた。

 上海総合指数は2月に2434ポイントで高値をつけた後は、経済成長の鈍化懸念を背景に次第安の展開を余儀なくされ、5月2日には2170ポイント台の底値に沈んでいた。しかし、5月3日に急反騰した後、直近4日間は続伸し、5日・25日移動平均線がゴールデンクロスを示現するなど、にわかに流れが変わりつつある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)