<マーケットアイ> 自動車部品は再評価へ、景気回復と円安のWメリット(2)

 こうした業績上方修正含みの完成車メーカーに部品を供給する自動車部品会社の業績も連動して好調に推移する可能性が濃厚だ。まず注目したいのが、曙ブレーキ工業<7238.T>だ。7日に発表した13年3月期の決算は従来予想を上回り最終損益が黒字転換、14年3月期も大幅増益を見込んでいることを評価したい。14年3月期の売上高は前期比8.9%増の2244億円、経常利益同97.0%増の67億円と大幅増益を見込む。欧州完成車メーカー向けハイパフォーマンス(高性能量産車)用ブレーキ拡販や、北米事業の黒字化の定着と安定した収益基盤の確立を目指す。

 日信工業<7230.T>にも注目。14年3月期の主力新型車向けで、回生協調ブレーキ搭載など製品ミックスの向上が期待できる。14年3月期業績予想は、売上高2140億円(前期比22.8%増)、営業利益180億円(同2倍)、純利益105億円(同2.1倍)と大幅増益を見込む。米国での堅調な需要や中国での景気持ち直しに伴う需要の増加などを想定。想定為替レートは、1ドル=96円としている。

 トヨタ紡織<3116.T>の14年3月期は、自動車用シートで東南アジア向けが好調。国内や不買影響で落ち込んだ中国も下期に回復が見込まれる。14年3月期の連結業績は、売上高1兆1000億円(前期比1.9%増)、営業利益340億円(同0.3%増)としているが、1ドル=90円の想定レートのため、期中の業績上方修正の可能性が高い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)