外為サマリー:約4年1カ月ぶりの1ドル100円乗せ、米景気回復期待が膨らむ

 10日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=100円84~85銭近辺と前日午後5時時点に比べ2円01銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=131円42~46銭と同1円29銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は、対ドルで2009年4月以来、約4年1カ月ぶりの1ドル100円台乗せを記録した。9日に発表された先週分の米新規失業保険申請件数が32.3万件と市場予想(33.5万件)に比べ改善し、米景気回復期待が強まった。また、米金融関係者から量的緩和策を解除する出口戦略に関して前向きな発言があったことも、ドル買い・円売りを支える要因に働いた。
 さらに、この日財務省が発表した統計で国内投資家が外債投資を積極化させていることが判明したことも円売り要因に働いた。このなか、午前9時過ぎに一時、100円95銭の円安水準を記録している。
 市場関係者からは「99円台後半に予想されていた円買いは意外なほどなかった。1ドル100円のフシ目を抜いたことで円安に拍車がかかる可能性もある」(通貨アナリスト)とみる声が出ている。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3029~30ドルと同 0.0138ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)