<話題の焦点>=〝フード特区〟関連銘柄、東アジアの輸出拠点目指す

 今年6月にまとめる成長戦略を議論する産業競争力会議は、「特区」の強化を打ち出す方針だ。特区制度は、企業や自治体の自由度を高めて、競争力の強化や地域活性化を促すことを目的に、国が地域を限定して規制緩和や税制優遇を実施するもの。

 TPP(環太平洋経済連携協定)で矢面に立たされる農業分野では、既に国際戦略総合特区として「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」、地域活性化総合特区として「西条農業革新都市総合特区(愛媛県西条市)」などが指定を受け、「強い農業」の実現に動き始めている。

 中でも「北海道フード特区」は、農水産物の生産体制を強化するとともに、食に関する研究開発・製品化支援機能を集積・拡充し、これを活用して道内の豊富な農水産資源及び加工品の安全性と付加価値の向上、市場ニーズに対応した商品開発の促進と販路拡大を図ることによって、東アジアでの食品産業の研究開発・輸出拠点化を目指すものだ。

 関連銘柄としては、北海道を販売エリアとする北海道コカ・コーラボトリング<2573.T>、北海道発祥で現在も道内に7工場を持つ雪印メグミルク<2270.T>、じゃがいも関連の研究開発で定評のあるカルビー<2229.T>、苫小牧工場で、多収穫米を原料としてバイオエタノールを製造しているオエノンホールディングス<2533.T>、札幌の醸造所をルーツとするサッポロホールディングス<2501.T>、北海道を中心に展開する日糧製パン<2218.SP>などが注目。

◆主な〝北海道フード特区〟関連銘柄

銘柄(コード)    株価   PER

日糧パン<2218.SP>   113 21.5
カルビー<2229.T>   9540 35.9
雪印メグ<2270.T>   1522 10.3
サッポロ<2501.T>    445 31.6
オエノンHD<2533.T>  288 13.9
北海道コカ<2573.T>   503 36.7

※単位:円、倍 株価は8日終値

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)